前回のレッスンから、向かい合わせになりまして腕をクロスして押し合うという感覚稽古をはじめました。
稽古のポイントは、腕を押すことではなく、相手の体の真ん中を縦に通る中心（芯・正中線）を捉える感覚にあります。例えるとすると、回転ドアの芯 の部分に圧力を加えるような感じです。ちょっとでもズレてしまいますと、回転するドアの部分に力が働いて回転してしまう（力が逃げてしまう）。
これは投げ技だけでなく、打撃技でも求められる感覚です。どの角度からでもそうですが、必ず中心を通るように力を伝えること。
それは、円の中心を通るようにして線（直径）を描くような感じです。押し合いの練習ですと、触れている相手の腕が円周上の点であり、相手の中心が円の中心となります。さらに、2点を結んだ先…延長線上にある目標を押すようなイメージをするとわかりやすいかもしれません。
