脱力とは、力みは抜けているけれど、ふにゃふにゃではない状態。重みを扱う古武術で求められる「脱力」は、緊張と弛緩の中間の筋肉状態になっています。例えば、拳をグーっと握って、パッと緩める感じ。指の握力を解放して、だらんと完全に緩むちょっと手前をキープするイメージです。
緊張から弛緩へと変わる途中の方がわかりやすいのですが、逆も同じです。だらーんと緩みきった状態から、力を入れ始めたところ、0から1になる感覚が脱力の状態です。古武術の「脱力」は、力が抜ける瞬間であり、力が入りはじめる瞬間であり、それは緊張と弛緩の中間であり、意識と無意識の中間です。